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Your search : [ author:北京大学留学生 利波雄一] Total 7 Search Results,Processed in 0.132 second(s)
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1. 留学生寮で働く人びと
勺園(しやくえん)(我らが北京大学留学生寮)の朝は早い。五時半には食堂のコックさんたちは身仕度を始めている。掃除のおばさんも七時には仕事を始め、みんなに声をかけている。「おはよう」「よく眠れた?」「湯を汲みに行くの?」などと。そんな声を聞きながら、僕はねぼけまなこをこすりこすり洗面をする。他の服務員たちも八時には持ち場についている。この勺園には約五十カ国、五百名余りの長期留学生と春期に百名余り、夏
Author: 北京大学留学生 利波雄一 Year 1987 Issue 10 PDF HTML
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2. 本の買い方
「あったらすぐ買え」―中国では何にでも共通する言葉だが、私達留学生にとって一番切実に思えるのは「本」だ。中国の場合、出版されてから市場に出回るまでの時間が分からない。出版後半年くらいたって初めて店先に並ぶことが多い。欲しい本がいつごろ入るのか、店員さんに尋ねても、「不知道(ブーチーダオ)」(知らない)の一言で片づけられてしまう。一度売り切れてしまうと、今度いつ入荷するかも「不知道」。取り寄せてもく
Author: 北京大学留学生 秋元悦子 Year 1987 Issue 6 PDF HTML
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3. 理想の男性像は……
北京へ来て二カ月くらい経った頃、私ははじめて中国人学生の宿舎を訪れた。それは、会話の勉強にと、先生に紹介してもらった女子学生に会うためだった。ちょうど昼食後のひとときで、彼女も昼寝の真最中であった。彼女は昼寝の邪魔をされたのを気にするふうもなく、初対面の私を歓迎してくれた。彼女は四川生まれだが、両親と一緒に北京へ移ってから、もう十年ちかくこちらで暮しており、すっかり北京っ子になりきっている。知り合
Author: 北京大学留学生 釜谷幸子 Year 1987 Issue 7 PDF HTML
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4. 心はいつか旅の空に
中国の大学は、夏休みが二カ月余、それに冬休みが一カ月とちょっとあります。夏休みも冬休みも、試験を終えたあとの解放的な気分で迎えるわけですから、この長い休みを利用して旅に出るのが、大学内の“慣習”になっています。夏なら内蒙古の草原へ、蘭州から敦煌を経てウルムチ、カシュガルへ、青海省からバスの長旅でチベットのラサまで、……。冬なら、福建、広東、雲南、……。ハルビンの氷祭りも見のがせません。ところで、先
Author: 北京大学留学生 島田明美 Year 1987 Issue 9 PDF HTML
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5. 北京ならではのことを
「中国でしか出来ないことをして来て下さい」これが、甲国政府奨学金留学生として北京に赴く私にくださった、NHK中国語会話でもおなじみの陳真先生からのはなむけの言葉であった。家族、親戚、友人、知入、先生方からも数多くの祝福と激励を受け、ここ北京大学に留学して早くも九カ月になろうとしている。中国は、一九八五年に初めて訪れて以来、今回で四度目。しかし今回は、これまでと異なり、単身で長期のため、それなりの目
Author: 北京大学留学生酒井和代 Year 1992 Issue 5 PDF HTML
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6. 中国最重点大学「北京大学」に学ぶ
你们好、日本の皆様。ここ数年、中国·北京の至る所では、外国企業特に日本企業の、中国進出が、日増しに勢いを増しており、最近は日本でも“中国語ブーム”などなど、中国がいろいろな分野で、何かと話題になっていますが、しかし、日中両国が、国交を回復したのは、今から約二十二年前の一九七二年の事です。今回は、偶然にも一九七二年生まれの私が、中国の国家教育委員会直属の最重点大学“北京大学”で、将来、中国の幹部候補
Author: 北京大学留学生 伊藤志保 Year 1995 Issue 2 PDF HTML
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7. わたしの見た日本人留学生
父が宣教師でしたので、わたしは日本で生まれ、九歳まで日本ですごしたことから、アメリカに帰ってからも、日本と日本人には、格別の親しみを抱いてきました。ミシガン大学で改めて日本語を学ぶようになってから、多くの日本人留学生とつきあうようになったのも、自然のなりゆきでしょう。現在、わたしは北京大学で中国語を学んでいますが、ここ北京でも多くの日本人留学生と親しいつきあいがあります。そこで、アメリカ人のわたし
Author: 北京大学留学生 ジェイ サップスフオード Year 1987 Issue 11 PDF HTML